ITパスポート試験は上級資格へのスタートライン

ITパスポートを取得したら、せっかく合格したのですからできるだけその資格を役に立てたいと感じるのが当たり前でしょう。

ところで資格試験がいちばん役に立ちそうなときといったら、やはり就職や転職のようなキャリアをつくるときですね。ITパスポートはそうした場合に直接的な影響を及ぼすわけではありませんが、IT関係の企業をはじめ、一部の企業からは何らかの期待をかけられる可能性はありますね。「PCを使い慣れているのか?」「セキュリティの基本知識を押さえているのか?」といったものが考えられそうですが、「もっと上級の情報処理技術者を狙っているのか?」といったものもあるでしょう。

実は情報処理の試験には経済産業省が定めたガイドラインのようなものがあります。「ITSS」とも呼ばれていますが、それでは何の略語なのかわからないため、「共通キャリアフレームワーク」と呼ばれることが多いです。そのフレームワークにはレベルが定められています。


レベル1:ITパスポート試験(IP)
レベル2:基本情報技術者試験(FE)
レベル3:応用情報技術者試験(AP)

要するにITパスポートは、このフレームワークの中では登竜門のような位置にあるのです。
ここまではかなりわかりやすいのですが、そこから先は少しややこしく変わります。

レベル4:各種上級試験
此処にはいくつもの試験が入ってきます。何を専門とするか決めて受けていくことになります。


・ITストラテジスト試験(ST)
・システムアーキテクト試験(SA)
・プロジェクトマネージャ試験(PM)
・ネットワークスペシャリスト試験(NW)
・データベーススペシャリスト試験(DB)
・エンベデットッシステムスペシャリスト試験(ES)
・情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)
・ITサービスマネージャ試験(SM)
・システム監査技術者試験(AU)

これらの試験は、実はただ合格するだけではいけません。それに加えて、実務経験をじゅうぶんに持っていることを認めてもらう必要があります。

レベル5~7:面接ほか
面接の場でも重視されるのですが、ここにおいても実務経験の量が問われます。面接と経験を総合して、判定が下されます。

もちろん、なかなか上のレベルに到達することは容易ではありません。しかしITパスポートの資格を持てば、スタートラインに立つことはできますし、期待をかけられる可能性はあります。もちろん目指すかどうかは自分次第ですが、こうしたハイレベルな資格を狙えるチャンスが与えられることは間違いありません。